世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ




私とも一緒に遊びたいと思ってくれていたことも、喜んでくれることもすごく嬉しい。




「でもあれか!妃芽乃さんは姫やってるんだよね!」




そう言われてすごく重要なことを思い出す。
私は暴走族の姫で、狙われる存在だということに。




誘われたことが嬉しくて思わず『遊びたい』なんて言ってしまったけど…。

関根さんと遊ぶということは関根さんも危険に晒すことになってしまうかもしれないし、私が雷龍に迷惑をかけてしまうことになるかもしれないんだ。




…一緒に遊ぶことはできないのかもしれない。




せっかく喜んでくれていたのに、断るのも胸が痛くなったが、口を開いた瞬間。




「だったらカラオケ現地集合、現地解散とかならどうかな!?
妃芽乃さんはそこまで夜瀬くんに送り迎えしてもらって!!そうすれば安全でしょ!?」




そう言ってくれた関根さん。




…確かに、それなら私も関根さんも安全かもしれない。
あとは詩優に言うだけ言ってみよう。無理だと言われてしまったら…仕方ない。本当に申し訳ないけど、関根さんに断ろう…。




「詩優にお願いしてみる…!」




そう返すと関根さんは笑顔で返事をしてくれた。



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