もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
「…しないよ。したくてもできないよ。
どっかの誰かさんが勝手にキッチン係に任命してくれたおかげで!」
睨みつけると、いつもより髪型もバッチリ決めたハヅキがケラケラ笑った。
いかにもホストっぽく毛先なんて遊ばせちゃって。にくい!
「それはよかった」
ハヅキが私の輪郭を、指でなぞる。
「早見さん昔っからブリブリに可愛い奴大好きだから。
どーせやりたがると思ったんだよね」