Thidori(そもそも幽霊って成仏するの?)入部編
振り返りわたしの目に飛び込んだ少年は肩で風を切るようにずかずかと教室に入る。ポケットに手を突っ込みふてぶてしい態度で遅刻したことを悪びれる素振りもない。
不良ね。クラスメート達は彼を恐れているんだ、だからクラスメート達は静まり返っているんだ。そういうわたしも彼を直視できない。だって恐いんだもん。だけどそんなことに臆しないのが姫ちゃんだ。わたしは姫ちゃんをずっと眺めていた。なんだか姫ちゃんの様子が可笑しいから。
姫ちゃんは彼をずっと見ているよ。それも凄い形相。殺気のこもった目をしているよ。姫ちゃんは曲がったことが嫌いな性格なのは知っているけど、そんな殺気だった目をしなくてもいいじゃない。穏便にいこうよ。
彼の気配を近くに感じる。わたしは俯いていた視線を気配のもとに向けた。そしてわたしは驚いた。えー金髪の不良のイケメン君だ。なんで、なんで、なんで、わたしの目の前にいるの、もしかしてわたしのことを覚えているの?
不良ね。クラスメート達は彼を恐れているんだ、だからクラスメート達は静まり返っているんだ。そういうわたしも彼を直視できない。だって恐いんだもん。だけどそんなことに臆しないのが姫ちゃんだ。わたしは姫ちゃんをずっと眺めていた。なんだか姫ちゃんの様子が可笑しいから。
姫ちゃんは彼をずっと見ているよ。それも凄い形相。殺気のこもった目をしているよ。姫ちゃんは曲がったことが嫌いな性格なのは知っているけど、そんな殺気だった目をしなくてもいいじゃない。穏便にいこうよ。
彼の気配を近くに感じる。わたしは俯いていた視線を気配のもとに向けた。そしてわたしは驚いた。えー金髪の不良のイケメン君だ。なんで、なんで、なんで、わたしの目の前にいるの、もしかしてわたしのことを覚えているの?