キスツス
城はいつもとはなにも変わっていないように思える。
アオイさんがわたしを騙している..?
それともからかっているだけ?
「なにも変わらないじゃないですか!
もう夜中だから市場も暗いだけでいつもと変わりのないわたしたちの国です!!」
そうだ、なにも変わってなんかいないんだ。
こんな冗談を言われても、なにも、信じない。
「生きている人がいないって?!
います!!!
いつも一緒に過ごしているし、わたしだって生きてる!!」
わたしがそう叫んでもアオイさんは真顔のまま。
「そう見えるのはお前がまだ魔法にかかっているからだ。
俺にはもうただの廃れた「遅かったね!」
アオイさんの言葉を遮ったのはさっきもいたユキさん。
城の上に座っている。