懐妊秘書はエリート社長の最愛妻になりました


「これからは里帆さんをめいっぱい支えてあげてくださいね」
「これまでの分も彼女の力になろうと思っています」


伊織の言葉に亮介は力強く答えた。
紹介状の手配をお願いし、診察室を出ようとしたところで亮介が立ち止まる。


「ちょっと先生に聞きたいことがあるから、里帆は外で待ってて」
「なにを聞くんですか?」
「いいからいいから」


亮介は里帆の背中を優しく押して、診察室のドアを閉めてしまった。
なにを聞くのかな。父親としての心構えとか?
首を傾げながら長椅子に腰を下ろし、亮介の戻りを待った。
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