上司の過去と部下の秘密〜隠れ御曹司は本気の恋を逃さない〜
この日のランチタイムは、私も三上さんも川北さんも、自席で食べていた。

「川北さん、聞いてよ。今朝も羽場ちゃんがおかしかったんだぞ。なんでだと思う?」

「うーん。恋煩い?三上さん、なんかしたんですか?」

「うっ、う……ん?」

なんでそこで狼狽る演技をするんだ。

「お二人とも、本人を前にして大きな声でやり取りしないでください。それに、三上さん。わざとらしく狼狽ないでください」

「あれ、バレたか」

「何かあったの?羽場さん」

「プライベートのことなので」

「ちょっと、なによその秘密主義は。私たちを信頼してよ、ねえ、三上さん」

「おう。上司と先輩には、とことん頼るべきだぞ」

「仕事上のことは、そうさせていただきます」

「よし。じゃあ、金曜日にしましょう。3人の飲み会!!」

「おっ、いいね、川北さん。羽場ちゃんもOK?」

「うっ……承諾したことなので、お供させていただきます。が、プライベートのことは話しませんよ」

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