上司の過去と部下の秘密〜隠れ御曹司は本気の恋を逃さない〜
そっと窺った三上さんの顔には、何の感情も浮かんでいなかった。私はなぜか不安な気持ちになってしまった。
しんみりとした雰囲気を変えるように、川北さんが明るい声を出した。
「羽場さんの恋バナは……よし、こうやってちょこちょこ連れ出して、もうちょっと手懐けたら、口を割らせるわよ」
「わ、割らせるって、そんな大した話はないですって」
「まあいいの。しょっちゅうお一人様してるんでしょ?そのうち何回かは先輩をもてなしなさい!」
「さらに何回かは、上司に奢られなさい!」
三上さんは、気付いたら表情を取りもどしていて、ホッとした。
「三上さん、もちろん私もご一緒ですよね?」
にじり寄る川北さんに、逃げ腰になる三上さん。
「おっと。それは極たまににしてくれ。羽場ちゃんと俺の時間も必要だ」
「ちょっとぉ!なんですか、その贔屓は。じゃあ、私と三上さんの二人でも行きましょうよ」
「やだ」
ガキか……
なんだかんだ言って、この二人、いいコンビなんじゃないかな。
しんみりとした雰囲気を変えるように、川北さんが明るい声を出した。
「羽場さんの恋バナは……よし、こうやってちょこちょこ連れ出して、もうちょっと手懐けたら、口を割らせるわよ」
「わ、割らせるって、そんな大した話はないですって」
「まあいいの。しょっちゅうお一人様してるんでしょ?そのうち何回かは先輩をもてなしなさい!」
「さらに何回かは、上司に奢られなさい!」
三上さんは、気付いたら表情を取りもどしていて、ホッとした。
「三上さん、もちろん私もご一緒ですよね?」
にじり寄る川北さんに、逃げ腰になる三上さん。
「おっと。それは極たまににしてくれ。羽場ちゃんと俺の時間も必要だ」
「ちょっとぉ!なんですか、その贔屓は。じゃあ、私と三上さんの二人でも行きましょうよ」
「やだ」
ガキか……
なんだかんだ言って、この二人、いいコンビなんじゃないかな。