上司の過去と部下の秘密〜隠れ御曹司は本気の恋を逃さない〜
「もう。むやみやたら、人のプライベートに切り込んでこないでください」
「あはは。なんか、羽場ちゃんとは2年ぐらい一緒に仕事してるけど、やっとフランクに付き合える感じになってきたな。羽場ちゃんにも川北さんにもだけど、もっと早くにこうしていればよかったかな」
「そうですね。私も、いつも無駄にかまえてばかりいたかもしれません。ですが、生真面目な性格までは変わりませんから」
「それこそ、羽場ちゃんらしさだからいいんじゃない?」
そうこうしているうちに、自宅マンションの前に到着した。
三上さんにお礼を言ってタクシーを降りた時、前回と同じように、三上さんも降りてきた。
「羽場ちゃん」
名前を呼ばれて振り向くと、やっぱり今日も抱きしめられた。その瞬間、心のどこかでこうされることを待っていたと気付いてしまった。
「俺の話を聞いてくれてありがとう。涙を流す羽場ちゃんは……俺限定で、優しくていい子だよ」
そう言って体を離すと、じっと私を見つめた。
「羽場ちゃん。じゃあ、また月曜日に」
三上さんは何事もなかったかのようにそう言うと、タクシーに乗って帰っていった。
私は、おそらく赤くなっているだろう頬を押さえて、呆然と立ち尽くしていた。
「あはは。なんか、羽場ちゃんとは2年ぐらい一緒に仕事してるけど、やっとフランクに付き合える感じになってきたな。羽場ちゃんにも川北さんにもだけど、もっと早くにこうしていればよかったかな」
「そうですね。私も、いつも無駄にかまえてばかりいたかもしれません。ですが、生真面目な性格までは変わりませんから」
「それこそ、羽場ちゃんらしさだからいいんじゃない?」
そうこうしているうちに、自宅マンションの前に到着した。
三上さんにお礼を言ってタクシーを降りた時、前回と同じように、三上さんも降りてきた。
「羽場ちゃん」
名前を呼ばれて振り向くと、やっぱり今日も抱きしめられた。その瞬間、心のどこかでこうされることを待っていたと気付いてしまった。
「俺の話を聞いてくれてありがとう。涙を流す羽場ちゃんは……俺限定で、優しくていい子だよ」
そう言って体を離すと、じっと私を見つめた。
「羽場ちゃん。じゃあ、また月曜日に」
三上さんは何事もなかったかのようにそう言うと、タクシーに乗って帰っていった。
私は、おそらく赤くなっているだろう頬を押さえて、呆然と立ち尽くしていた。