上司の過去と部下の秘密〜隠れ御曹司は本気の恋を逃さない〜
「しおり、大丈夫だ。しおりのご両親は、しおりのことをすごく大切にしている。そんなご両親なら、言動や外見が派手だろうがなんだろうが、俺は引いたりしない。
いや、むしろそんなにウェルカムなら、今すぐにでも会ってみたい」

「……いつか、いつかですよ」

「ああ。楽しみにしてる。しおりが押しまくってくれるのも」

「なっ、ちょ……」

ずっと笑い続ける涼介さんを睨んでいた私だけど、隠し事を話してしまったせいか、気持ちも軽くなって一緒に笑った。

実際にうちの両親と対面した時、涼介さんはどんな反応をするだろうかと、全く不安がないわけじゃない。でも、やっぱりこの人なら大丈夫だと漠然と思えた。









しばらく2人で海を眺めていた。
波の音はとても穏やかで、なんとなく私の気持ちも落ち着いていく。





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