上司の過去と部下の秘密〜隠れ御曹司は本気の恋を逃さない〜
布団をかけてその場を離れようとすると、突然腕を引っ張られて、そのままベッドにダイブした。
涼介さんは寝ぼけているのか、目を閉じたまま私を抱き寄せて、腕の中に閉じ込めてしまった。

「涼介さーん。いったん離してよ」

「んーやだ」

とんとんと、胸元を叩いても、離してくれる気配は全くない。

「涼介さーん」

「んーしおりちゃん、大好き」

普段の若干俺様風の口調とは全く違う、あまえた口調におもわず笑ってしまう。

「ちょっとだけ離して」

「だあめ」

再び、私の首元ですりすりし出した。これ、本当に寝てるよね……?

「しおりちゃん、いい匂い。それに、柔らかくて美味しそう」

なんだか、手の動きが怪しいものに変わっていく。

「ちょっ、ちょっと、涼介さん。何してるの?」

「ん?しおりちゃんを食べようと思って」

「た、食べるって……」

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