上司の過去と部下の秘密〜隠れ御曹司は本気の恋を逃さない〜
「いいんですか?」

「いいよ。俺はどっちも飲めるから。しかし、ミルクティーがダメな女の子っていうのも珍しいな。だいたいの子が好きじゃない?」

「そうかもしれませんけど、私にはどうしても無理です」

「ふうん」

まったくもって興味のなさそうな返事。なら聞かなきゃいいのに……と、心で呟いてしまう私は、本当に可愛げのない性格だと思う。

向かい合わせでソファーに座って、缶を開ける。特に話したいことも話すべきことも見つからず、とりあえず、黙ってカフェオレを飲んだ。

ふと視線を感じて顔を上げると、三上さんがこちらを見つめていた。

「どうかしましたか?」

「哲平さんって、どう言う人なのかと思って」

「なっ……」

いきなりここでぶっこむか……
突然すぎて、澄ました自分の外面が剥がれてしまった気がする。

「み、三上さんには関係のない人ですから」

慌てて言い返したものの、動揺しているのがまるわかりだ。

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