エリート御曹司は溺甘パパでした~結婚前より熱く愛されています~

「まあ、そうだけど。そういえばサッカーの勉強をしたとき、その次のページに書いてあることを知っているような気がしたのは、一度読んだことがあったからかもしれないな」

「それ、和宏のために読んでくださったんですか?」


以前、蹴り方のコツなどを勉強したと言っていたが、ちょっと動画でも観ただけだと思っていた。


「うん。結構はまって、必要ないキーパーの動きまで読んでたよ。あはは」


平然とした顔で言うが、本格的に勉強したとは驚きだ。


「すみません……」

「いや、楽しかったよ。俺、取締役なんてやってるより、現場で走り回っているほうが向いてるのかもね」


たしかに、営業統括部の主戦力として働いていた頃は輝いていた。


「でも、宏希さんにしかできない仕事があると思います」

「そうだな。レーブダッシュをもっと愛される会社にしたい。現場は沖に任せるよ」


思いがけず懐かしい人の名前が出て、うれしくなる。


「沖さん、お元気ですか?」
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