エリート御曹司は溺甘パパでした~結婚前より熱く愛されています~

それから私たちは、口の中でとろけていくような中トロや、プリプリの甘エビなどを楽しみ、会議があるという彼とは会社の前で別れることになった。


「午前中、書類の山でヘトヘトだったけど、波多野さんに会えたから元気が出たよ」

「大げさですよ」


でも、同じ家で暮らし、朝晩顔をあわせているというのに、昼食を共にできただけで私も力がみなぎってくるのを感じている。

付き合っていた頃もそうだった。

私は彼から刺激をもらい仕事に励んでいたし、疲れたときは彼の優しい言葉に癒してもらった。


「大げさじゃないさ。本当は抱きしめてもっとエネルギーチャージしたいところだけど」
「え!」


抱きしめてって……。

大胆な発言に目を白黒させていると、彼は小刻みに肩を揺らしている。

あれっ、冗談だった?


「歯止めがきかなくなりそうだから、我慢しておく」
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