エリート御曹司は溺甘パパでした~結婚前より熱く愛されています~

「ママ、いつまで経ってもへただねぇ」


宏希さんにサッカーを教えてもらい、和宏は驚くほど上達している。

きちんと私のところにパスが来るのに、私からのパスは時々それていく。


「あはは。ママ、スポーツは観るほうが好きなの」


なんて濁したが、ふと宏希さんにサッカー観戦に誘われたことを思い出していた。

楽しそうだな。
和宏の興奮する姿が目に浮かぶ。

あのときは、宏希さんに近づきすぎると別れがつらくなると自分を律して断ったけれど、いつか甘えてみようかな……。



宏希さんは相変わらず和宏と積極的に関わってくれて、最近、和宏は彼としかお風呂に入りたがらない。

なにか楽しいことでもしているのかと聞いてみたが「内緒」とニタニタするだけで教えてくれなかった。



九月に入り、再び幼稚園が始まったので本格的に仕事のことが気になりだし、考えに考えて和宏の意見を聞くことにした。
< 179 / 314 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop