エリート御曹司は溺甘パパでした~結婚前より熱く愛されています~
「和宏。ママ、浅海さんの会社でお仕事をしようかと思ってるんだけど」
宏希さんが帰ってくる前に話しかけると、彼はブロックで遊んでいた手を止め私をじっと見つめる。
「お仕事?」
「うん。今はこの家のお掃除をしたりご飯を作ったりしてお金をいただいてるけど、それを減らしてもらって、会社に行こうかなと思ってる」
最終的に決め手となったのは、このまま宏希さんから給料をもらい続けるわけにはいかないという判断だった。
仕事と言うより共同生活で、手伝ってもらうことも多いのに、住まわせてもらうだけでなく、食費まで宏希さん持ちだ。
それに加えて賃金までもらっている。
幼稚園に転園して保育料が以前より上がったというのに、家賃や食費がいらないので負担がかなり減っている。
しかし、このまま甘えているわけにもいかない。
やはり経済的に自立すべきだと思ったのだ。