エリート御曹司は溺甘パパでした~結婚前より熱く愛されています~
それからずっとそう。
本来なら雇い主と従業員という関係なのに、家族のように接してもらえるのがありがたい。
小さめではあるがブロッコリーを取り分けたからか和宏が一瞬顔をしかめたけれど、上にチーズの部分をのせたら笑顔が戻った。
「いただきます!」
私の隣に座った和宏は、フーフーと息を吹きかけてマカロニを口に運んでいる。
その様子を対面に座っている宏希さんが目を細めて見ていた。
お腹が満タンになるまでグラタンを堪能した和宏を寝かしつけてリビングに戻ると、宏希さんが書類を手にしている。
「紅茶でいいですか?」
「うん。はちみつ垂らしてくれる?」
「わかりました」
二人分のアールグレイを淹れてローテーブルに置いたあと床に正座をすると、手招きして隣に呼ばれた。
「もう遠慮はなしだって。食わないからさ」
肩を揺らす彼は、お言葉に甘えて隣に座った私に視線を送ってから、カップに口をつけた。