エリート御曹司は溺甘パパでした~結婚前より熱く愛されています~
私は昨晩まともに眠っていないせいか、夕方になりベッドに突っ伏して眠ってしまっていた。
夕食の配膳の音がして目を覚ますと、肩からジャケットがかけられていて、宏希さんが眠っている和宏の手を握っている。
「あっ、ごめんなさい」
「いいんだよ。少し寝ておかないと、波多野さんが倒れる」
そう言う彼も昨晩はほとんど眠っていないのに。
しかし呼び方が『波多野さん』に戻っていることに、少し落胆した。
和宏はすぐによくなり、土曜日に無事に退院することができた。
運動会に行けないと知った彼はそれはそれは驚くようなへこみ方で、しばらく口もきいてくれなかった。
でも、元気になったら公園でサッカーやるぞという宏希さんの誘いにのり、ふたりでサッカーの本をのぞき込んでいる。
土日はおとなしくしていたら、水曜からは幼稚園にも登園できてすっかり元通り。
私も仕事に復帰した。