エリート御曹司は溺甘パパでした~結婚前より熱く愛されています~

「波多野さん、プレゼンうまくいきました!」


沖さんの指導の下、一緒に作ったプレゼン資料が役立ったようで、坂田さんが報告に来てくれた。


「よかったです。契約にこぎつけたんですか?」

「はい。ただちょっと……『君は熱いね』と言われてしまいましたが」


それを聞いて噴き出した。
沖さんの言った通りだ。

でも、そこが彼のよさでもあるのだから、やはりその気持ちも忘れてほしくはない。


「外、暑かったですか? アイスコーヒー淹れましょうか?」


もう十月とはいえ、晴天の今日は二十九度くらいまで気温が上がると今朝のニュースで言っていた。

坂田さんの額に汗が見えたので一旦手を止めて立ち上がる。


「そういうところなんでしょうね」

「はっ?」

「いやー。沖さんが、波多野さんは周りがよく見えてるって言ってたじゃないですか。営業の動きを見ていてまさに必要な資料をスッと差し出してくれるし、大まかに頼んでおくだけで、それぞれの営業が使いやすい資料を作ってくれると言ってましたよ」
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