エリート御曹司は溺甘パパでした~結婚前より熱く愛されています~

「ママー!」


幼稚園に迎えに行くと駆け寄ってきた和宏が抱きついてくる。


「おかえり。和宏、ケガしたの?」


ひざに絆創膏が張ってあるのに驚いて、抱き上げる。


「転んじゃった」
「波多野さん、こんにちは。すみません。園庭で遊んでいたら、転びそうになったお友達を助けようとして、和宏くんまでケガをしてしまって。それほどひどくはなかったようですが、注意不足でした。申し訳ありません」


速水先生が、顔をしかめる。


「そうだったんですか。ケガはつきものですから、大丈夫です。和宏、優しいね」


このくらいの歳では、かすり傷なんて日常茶飯事。

お友達をかばったなんて、なかなかやるじゃない。


「和宏くん、本当に偉いんです。いつも困っているお友達に手を貸してあげられますし、泣いている子がいたらスッとそばに近づいて頭を撫でてあげたりして」

「そうでしたか」


そんなことができるなんて知らなかった。
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