エリート御曹司は溺甘パパでした~結婚前より熱く愛されています~

私も宏希さんを守りたい。
もちろん和宏も。

どうしたらいいのかなんてわからないけど、負けたくない。

私は自分にカツを入れ、気持ちを切り替えてから営業統括部に戻り、坂田さんの書類のチェックをし始めた。



その日、和宏は幼稚園のあと公園に直行して、夕方までお友達三人と遊んだ。

園が終わってからの約束をしてきたのは初めてで、成長を感じる。

他のお母さんと一緒にベンチから仲良く遊んでいる姿を眺めながら、こうやって親離れしていくのかな、なんて考えるともう寂しい。


走り回った和宏は、夕食を食べたあと宏希さんと一緒のお風呂から上がった頃にはフラフラしていた。

なんとかパジャマは着せたがコテンと寝てしまった。


「あはは。風呂に入りながら寝そうになるとか……」


髪から滴る水滴をタオルで拭きながらリビングにやってきた宏希さんは、白い歯を見せる。

ほんのり赤く上気した頬のせいか、妙な色気が漂っている。
< 251 / 314 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop