エリート御曹司は溺甘パパでした~結婚前より熱く愛されています~
いちごがたっぷりのったホールケーキも、頑張って自作した。
スポンジはなかなかうまく焼きあがったが、やはり売り物に比べるとクリームの塗り方はうまくない。
それでもろうそくを立てると、和宏は目を輝かせて喜んでくれた。
「和宏、フーして?」
お誕生日の歌を歌ったあと和宏にろうそくを消させると、宏希さんが大きな拍手。
そして「おめでとう」とサッカーシューズをプレゼントしてくれた。
「うわー! 新しい靴だ」
「これ履いて、またサッカーやろうな」
「うん!」
こんなに弾けた笑顔が見られる誕生日会は初めてだ。
全部宏希さんのおかげ。
「ママ、かっこいい?」
「うん、とっても」
早速、真っ赤なシューズの試し履きをする和宏は、自慢げに私に見せる。
「浅海さん、ありがとう!」
「よーく似合ってるぞ。さて、オムライス、いただこう」
和宏は靴が余程うれしかったのか脱ごうとせず、そのまま食事をすることになった。