エリート御曹司は溺甘パパでした~結婚前より熱く愛されています~
【ありがとうございます。おやすみなさい】
送信ボタンを押したあと、スマホを握りしめる。
優しくて気遣いのできるところは、記憶がなくなる前とまったく変わらない。
私が愛した彼そのものだった。
そして日曜がやってきた。
和宏は朝から上機嫌で、いつも休みの日はなかなか目覚めないくせに、六時には起床して「ママ起きて」を連発している。
「まだ早いじゃない」
やはり疲れがたまっているのか体が重い。
「えー。だって写真のおじちゃんと会えるんだよ」
その言葉が最初に出てきたのが意外だった。
サッカーボールがもらえることを楽しみにしているとばかり思っていたからだ。
「浅海さんって言うのよ」
さすがに『おじちゃん』は失礼かと思い釘をさすと、「そっか」と納得している。
「それじゃあ朝ごはんにしよう。なにがいいかな?」
「オムライス!」
「えっ、また?」