エリート御曹司は溺甘パパでした~結婚前より熱く愛されています~

和宏は宏希さんと一緒にレストランに行ってからオムライスを連発する。

それだけ楽しかったということなのかもしれない。


「あっ、やっぱりいいや。オムライスは浅海さんと食べる」
「本気?」


昼食を一緒に食べる気満々な彼に困る。

でも……。本当は『パパ』でいいはずなのに『浅海さん』と呼ばなければならないのが切ない。


「うん! だから早く公園行こうよ」
「約束は十時よ?」


と言いつつ、彼のこんなに弾けた笑顔は久しぶりで私もうれしかった。



テンションが上がってしまっている和宏はとても十時まで待つことができず、結局九時すぎから公園で遊んでいる。

もちろんレーブダッシュのあの靴を履いてだ。

今までは保育園でお構いなしに汚してきたのに、この靴を買ってからは汚れないように気をつけている。

かなりのお気に入りらしい。


「ママ、パス!」


さほど広くない公園で、小学生たちが走り回る間に紛れながら、ボールを私のほうに蹴ってよこす。
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