エリート御曹司は溺甘パパでした~結婚前より熱く愛されています~

和宏の目がキラキラ輝いている。

私は車を持っていないので、遠くには行けない。
せいぜいこの公園までだ。

しかし、車で十五分ほど走れば大きな森林公園があり、保育園の友達は皆こぞって遊びに行くと聞いている。

和宏は行けないとわかっているので連れていってとわがままを言うことはないが、内心うらやましいと思っているのは知っている。

こんなに物分かりのいい子に育ててしまったことに罪悪感を抱きつつ、宏希さんの申し出がありがたかった。


「了解。波多野さん、いい?」
「はい。よろしくお願いします」
「よーし。行くぞ」


淡いイエローのシャツ姿の宏希さんは、和宏をヒョイッと肩車してみせる。

普段してやれないことを実現してくれる彼が、まぶしいほどだ。


「わー、高い!」


和宏も大喜びだった。
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