エリート御曹司は溺甘パパでした~結婚前より熱く愛されています~
彼の車に乗せてもらい公園につくと、和宏は大興奮で駆け出していく。
宏希さんにもらったレーブダッシュのサッカーボールを持ちあとを追いかけようとしたら、「俺がいく」と宏希さんがあっという間に和宏に追いついた。
そして手をつなぎなにやら楽しそうに話している。
芝生広場は、先ほどの公園とは比べ物にならないほど広く、ふたりはすぐにサッカーを始めた。
「お弁当、持ってくればよかった……」
ここなら木陰でお弁当を広げてもよさそうだと思ったものの、宏希さんをこれほど巻き込んでもいいのかというためらいがないわけではない。
けれども、和宏の大はしゃぎする声と、目尻を少し下げて白い歯を見せる宏希さんの様子を見ていると、胸が熱くなる。
宏希さんばかりに負担をかけてはいけないと思い近づいていくと、「波多野さんは座ってな」と声をかけられ、首を傾げた。