秘密の恋はアトリエで(前編) 続・二度目のキスは蜂蜜のように甘く蕩けて
「ごめん。でも、なかなか話すきっかけがなくて」
「気をつけなきゃだめだよ。あたしだったからよかったけど、靭先生ファンの子だったら、今ごろ大騒ぎになってたよ」
「うん」
返す言葉もない。
「でもまあ、結果的によかったんじゃない? あたしに打ち明けることになって。安心していいよ。口固いのには自信があるから。困ったことがあったら、いつでも相談してよ、ね」
そう言って、やっといつもの笑顔を見せてくれた。
やっぱり、美岬は頼りになる。
ずっとひとりで背負っていた重荷が、ほんの少し軽くなった気がした。
「気をつけなきゃだめだよ。あたしだったからよかったけど、靭先生ファンの子だったら、今ごろ大騒ぎになってたよ」
「うん」
返す言葉もない。
「でもまあ、結果的によかったんじゃない? あたしに打ち明けることになって。安心していいよ。口固いのには自信があるから。困ったことがあったら、いつでも相談してよ、ね」
そう言って、やっといつもの笑顔を見せてくれた。
やっぱり、美岬は頼りになる。
ずっとひとりで背負っていた重荷が、ほんの少し軽くなった気がした。