秘密の片想い

「代理店営業」

「え」

「三嶋が代理店営業するとは、思わなかった」

 疑問が口をついて出て、その疑問に三嶋は柔らかく頬を緩ませる。

「ああ、俺も。でも、何事も経験だろ?」

 三嶋は変わらないな。
 そのことが嬉しくもあり、寂しくもあった。

 それからたわいもない話をして、他の代理店に行くからと三嶋とは店の前で別れた。


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