一生、俺のそばにいて~エリート御曹司が余命宣告された幼なじみを世界一幸せな花嫁にするまで~
すると、彼女は俺の胸に頬を寄せてきた。
布越しに伝わる璃子の体温。
トクントクンという彼女の心音も聞こえてきてホッとする。
包み込むように抱き締めていると、次第に力が抜けてきて瞼が重くなってきた。
俺が璃子とラブホに行ったなんて知ったら、京介は絶対に発狂するだろう……な。
璃子になにがあったかしつこく聞いて彼女に……嫌われそう。
そんな想像をして、そこで記憶がプチッと切れた。



誰かが俺の頭を撫でている。
誰……?
目をゆっくりと開けると、ベッドサイドに璃子が腰掛け、ベッドで寝ていた俺の頭に触れていた。
『璃子?』
その名を呼べば、彼女は俺の顔を覗き込んだ。
『身体辛い?』
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