一生、俺のそばにいて~エリート御曹司が余命宣告された幼なじみを世界一幸せな花嫁にするまで~
『なんでここに?……ゴホッ』
璃子の質問を無視してそう問うが、喉が痛くて咳が出る。
『匡が気管支炎だっておばさまに聞いてね。おばさまはおじさまと用事があって、私が助っ人に来たの』
そう彼女は説明するが、別に隣の家に助っ人を頼む必要はないのではないかと疑問に思った。
『直は?』
弟のことを尋ねたら、彼女は俺の脇から体温計を抜いて淡々と返す。
『直君は部活で北海道に遠征中。おばさまに聞いてない?』
『コホッ……いいや』
口を押さえながら答えたら、彼女は体温計をチラリと見て言った。
『熱まだ三十八度もあるね。なにか食べたい?』
『……お前にも病気が移るぞ。早く帰れ』
気管支炎というのは厄介だ。
咳のしすぎで肋骨は痛くなるし、胸が苦しい。
璃子に移っては困る。
それなのに彼女は俺に笑って見せるのだ。
『大丈夫。私丈夫だし、インフルエンザにもかかったことないから。匡は自分の心配だけしなさいよね。で、なに食べる?』
璃子の質問を無視してそう問うが、喉が痛くて咳が出る。
『匡が気管支炎だっておばさまに聞いてね。おばさまはおじさまと用事があって、私が助っ人に来たの』
そう彼女は説明するが、別に隣の家に助っ人を頼む必要はないのではないかと疑問に思った。
『直は?』
弟のことを尋ねたら、彼女は俺の脇から体温計を抜いて淡々と返す。
『直君は部活で北海道に遠征中。おばさまに聞いてない?』
『コホッ……いいや』
口を押さえながら答えたら、彼女は体温計をチラリと見て言った。
『熱まだ三十八度もあるね。なにか食べたい?』
『……お前にも病気が移るぞ。早く帰れ』
気管支炎というのは厄介だ。
咳のしすぎで肋骨は痛くなるし、胸が苦しい。
璃子に移っては困る。
それなのに彼女は俺に笑って見せるのだ。
『大丈夫。私丈夫だし、インフルエンザにもかかったことないから。匡は自分の心配だけしなさいよね。で、なに食べる?』