一生、俺のそばにいて~エリート御曹司が余命宣告された幼なじみを世界一幸せな花嫁にするまで~
俺も寝間着を脱いだら、彼女が大騒ぎをして目を丸くする。
「ぎゃあああ〜!なんで脱ぐのよ」
「俺も着替えるから」
「トイレで着替えなさいよ」
手で目を隠しながら俺に命じる璃子を楽しげに眺める。
「なんでわざわざトイレで着替えるのか意味がわからない。昨日俺の裸だって見ただろうが」
俺がそう指摘すると、彼女は右手を出してシッシッと追い払う真似をする。
「あんなの見たくて見たんじゃありません!」
「あんなのって……失礼だな。今日は水族館にでも連れて行ってやろうかと思ったがやめに……!?」
「匡さま、水族館行きたいです!」
璃子は目をキラキラさせ、俺の手をギュッと握る。
この顔を見てしまってはダメとは言えない。
「だったら、今日うちに帰ったら俺の肩をマッサージしろよ」
条件を出すが、璃子はニコニコ顔で応じた。
「はい、お安い御用です。ご主人さま!」
それからホテル部屋を出て車に乗る。
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