一生、俺のそばにいて~エリート御曹司が余命宣告された幼なじみを世界一幸せな花嫁にするまで~
大学は午後からだし、ちょっと暇になっちゃった。
あっ、匡にお弁当作って持ってってあげようかな。
会社で出されるのは油っぽいとかなんとか言ってたよね。
生姜焼き弁当にしようかな。匡好きだし。ネックレスのお礼がしたい。
早速、近くのスーパーに買い物に行き、食材を買ってくる。
生姜焼き、ポテトサラダ、ミニトマトに梨。
鼻歌を歌いながら調理して、お弁当箱とタッパーに詰めていく。
出来上がったお弁当を見て満足気に微笑んだ。
「これでよし」
黄色のランチバッグにお弁当を入れ、匡の秘書の長谷川さんにラインで【お弁当を届けに行きます】とメッセージを打ち、電車で丸の内にあるMUGENDAIの本社ビルにマスクをして向かう。
天高くそびえる五十二階建てのビル。
一階の半分はショールームになっていて、シルバーの近未来カーが展示されている。
中に入るのは初めて。
時刻は十一時五十三分。
ランチタイムに近いからか社員の出入りが多い。
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