一生、俺のそばにいて~エリート御曹司が余命宣告された幼なじみを世界一幸せな花嫁にするまで~
……困った。
「あの……私は八神副社長の家族で」
正確には家族同然だが、説明するのもややこしいし、この場合仕方がない。
そう伝えると、グレーのスーツの女性はスーッと目を細めた。
「私は副社長の第二秘書の中川と申します。八神には姉も妹もおりません。ですから、面識のないあなたから飲食物をお預かりすることはできません。お引き取り下さい」
「でも……長谷川さんか副社長に私のことを確認して頂ければ」
再度ランチバッグを差し出したら、中川さんは「お引き取り下さい!」と私の手を振り払った。
その衝撃でランチバッグが床に落ち、思わず声をあげた。
「あっ」
落ちた衝撃で汁が出たのか、ランチバッグにシミがジワジワと広がる。
……せっかく作ったのにな。
「あまりしつこいと警備員を呼びますよ」
中川さんは表情を険しくして私に向かって言い放つ。
その声で周囲に社員が集まってきて、ざわつき出した。
「あの……私は八神副社長の家族で」
正確には家族同然だが、説明するのもややこしいし、この場合仕方がない。
そう伝えると、グレーのスーツの女性はスーッと目を細めた。
「私は副社長の第二秘書の中川と申します。八神には姉も妹もおりません。ですから、面識のないあなたから飲食物をお預かりすることはできません。お引き取り下さい」
「でも……長谷川さんか副社長に私のことを確認して頂ければ」
再度ランチバッグを差し出したら、中川さんは「お引き取り下さい!」と私の手を振り払った。
その衝撃でランチバッグが床に落ち、思わず声をあげた。
「あっ」
落ちた衝撃で汁が出たのか、ランチバッグにシミがジワジワと広がる。
……せっかく作ったのにな。
「あまりしつこいと警備員を呼びますよ」
中川さんは表情を険しくして私に向かって言い放つ。
その声で周囲に社員が集まってきて、ざわつき出した。