一生、俺のそばにいて~エリート御曹司が余命宣告された幼なじみを世界一幸せな花嫁にするまで~
璃子のことを思うと胸が痛い。
自分が一番辛い時に、両親の心配をする。
そんな優しい彼女がどうして苦しまなくてはならないのか。
中学の頃の日記は三日程で終わっていたのに、今年の六月二十四日から再度書き始めた日記はマメに続けているようで、日記帳も半分くらい埋まっている。
俺のところに来てからは、【匡が好きって言いそうになった】とか【好きって気持ちを顔に出さないようにするのに苦労した】とか【匡、好きだよ】ってほぼラブレターのような内容。
熱烈な告白に涙腺が崩壊し、嗚咽を堪えるのが大変だった。
「……バカ……璃子。……日記……で……告白……なんか……するなよ」
読み進めて今月のところになると、少し内容が変わって……。
【本当はもう家に帰る予定だったんだけど、匡のそばにもっといたくて先延ばしにしている。体調も信じられないくらいいい】
その文面にホッとするも、次の日には【ここをいつ出て行こうか悩む。ずっといるわけにはいかない】と悩みを吐露している。
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