一生、俺のそばにいて~エリート御曹司が余命宣告された幼なじみを世界一幸せな花嫁にするまで~
「ん?うん」
半分寝ているのか目は半開きで、声に覇気がない。
「ったく、世話の焼ける」
軽く溜め息をつきながら彼女の足をタオルで拭いて靴を履かせる。
ばあさんじゃなくてこれでは幼児じゃないか。
自分の足もタオルで拭いて靴を履くと、璃子に手を貸して立たせた。
「ほら、駐車場まで行くぞ」
「うん」
彼女は俺の腕にしがみつきながら覚束ない足取りで歩く。
なんとか駐車場まで辿り着いて車に乗ると、璃子はシートベルトもせずに、「匡……ずっと一緒にいて」と呟いて眠ってしまった。
それは多分、彼女が普段絶対に口にしない本心。
「言われなくてもずっと一緒にいる」
璃子の顔を見てそう誓うと、彼女にそっと口付けた。
★
『匡、土曜の朝にすまん。実はぎっくり腰になってな」
次の日の朝、ベッドで寝ていたら、スマホに父から電話がかかってきた。
半分寝ているのか目は半開きで、声に覇気がない。
「ったく、世話の焼ける」
軽く溜め息をつきながら彼女の足をタオルで拭いて靴を履かせる。
ばあさんじゃなくてこれでは幼児じゃないか。
自分の足もタオルで拭いて靴を履くと、璃子に手を貸して立たせた。
「ほら、駐車場まで行くぞ」
「うん」
彼女は俺の腕にしがみつきながら覚束ない足取りで歩く。
なんとか駐車場まで辿り着いて車に乗ると、璃子はシートベルトもせずに、「匡……ずっと一緒にいて」と呟いて眠ってしまった。
それは多分、彼女が普段絶対に口にしない本心。
「言われなくてもずっと一緒にいる」
璃子の顔を見てそう誓うと、彼女にそっと口付けた。
★
『匡、土曜の朝にすまん。実はぎっくり腰になってな」
次の日の朝、ベッドで寝ていたら、スマホに父から電話がかかってきた。