一生、俺のそばにいて~エリート御曹司が余命宣告された幼なじみを世界一幸せな花嫁にするまで~
信じないと思った。
でも、ちょっと胸の中がスッキリした。
ずっと気持ちを溜め込んでいると、そのうち寝言で言いそうだったから。
その後採った砂金でハート、花、クローバー、星、月などの型から好きなのをひとつ選び、ストラップを作る。
匡は月、私はクローバーを選んで作ると、早速お財布につけた。
いいお土産ができた。
それから近くの海岸を散歩していたら、急に空が真っ暗になって雨が降り始めた。
雷も遠くで鳴っている。
「早く車に戻るぞ」
匡は着ていたジャケットを脱いで私の頭に被せると、私の手を掴んで走り出す。
車に乗るが、服が濡れてしまった。
匡がバッグからタオルを出して私に差し出す。
「これで拭いとけ」
「うん。急に振ってきたね」
彼からタオルを受け取り服を拭く。
「ああ。激しくならないうちに移動しよう」
すぐに車を発進させて、峠の道を走っていたら、崖が崩れていて……。
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