キミからの「好き」って、信じていいの?
アシカを見終わったら、次はペンギンを見た。



ペンギンの部屋では、ガラス張りになっていてペンギンが泳ぐ様子がどこからでも見ることができて。



「わぁ、ペンギンって一番好きなんだ!すごいっ」



「綺麗だね!飼育員さんはペンギンを一匹一匹見分けられるらしいけれど、俺には無理そうだなぁ」



「私にも無理だよ〜」



ペンギンが楽しそうに泳いでいるのを見て、私まで泳ぎたいなぁなんて思ってしまった。



早く夏にならないかなぁ。



ペンギンの泳ぎはとても優雅で美しかった。



ペンギンが水中に飛び込むときも、水が跳ねたりせずにサッと入っていくのを見て、私も水泳を習ってみたくなった。



「俺もこんなふうに泳げるようになりたいな……」



「えっ!私も今そう思ったの!こんなふうに泳げたら楽しそうだなぁって」



「やっぱり!? めっちゃ気持ちよさそうに泳いでるよなぁ。ペンギンって可愛いだけじゃなくて、いろんなことが学べるんだな」


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