神からの試練

岩本 Side

みんなが、必死になってドアの向こうのすみれを呼んでる時、俺は責任感しか感じてなかった。
俺がもっと、しっかりしてれば。
そんな思いばかりだった。
社長が部屋から出てきて、首を横に振った時、Blue Berryは終わるんじゃないか、とまで考えた。

社長「すみれは、出てこない…」
亮平「いや、待ってください。それじゃあ、理由は…」
社長「私も教えてもらっていない」
宏太「お願いします。1度だけでいいんです。すみれと話させてください!」

俺が頭を下げたら、それ以上に頭を下げてくれるメンバー。
すみれが、初めにBlue Berryに来た時はすみれの為に頭を下げるなんて、考えてもなかった。
でも、今は、頭を下げるほどすみれが必要で、大切なんだよな。

亮平「お願いします......。俺…、どうすればいいのか…」
社長「......。今日は、とりあえず帰りなさい」
B.B.「............」

とりあえず。その言葉は、いつまで続くのか。
一生すみれは、帰ってこないのか。
謎は、いくつもある。
でも、それでも、何を言ったって無駄なんだ。

零「ねぇ、心愛ちゃんは?」
翔太「そういえば、見てない」
亮平「とりあえず…、帰ろうぜ…」
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