呪われた旅館
宏太「そういえば、みんなにお茶入れた時にそんなこと言ってたね」
すみれ「湯呑が10個あったはずなのに、みんなに渡していったら私の分がなくて」
海斗「でもそれも、数え間違いって可能性もあるよね......」
私と亮平の体験は、違和感はあるものの、それが怪奇現象だっていう明確な証拠がない。
モヤモヤした雰囲気が漂う中、言葉を発したのは大ちゃんだった。
大輝「こうなったら、旅館の人に聞きに行くしかなくない?」
照「大ちゃん、何言ってんの?」
大輝「だって、聞けば一発でわかるじゃん。桑の部屋にお客さんがいるかどうかも、部屋に湯呑が何個ずつあるのかも、幽霊の噂も」
慧「じゃあ大ちゃん行ってきてよ」
大輝「えっ俺!?」
1人では行きたくない。そんな目で大ちゃんが訴えてくるけど、誰も目を合わせようとしない。
大輝「おい、秋川、行くぞ」
愁「俺!?」