呪われた旅館

近づいてきた足音はそのまま部屋の戸が開く音へとつながった。

大輝「……!!」
照「なんだよ大ちゃんかよ」
宏太「他の人に迷惑だから静かにしないと」
愁「俺ら、閉じ込められたかもしれない。しかもいないんだよ、誰も」
亮平「は?」

閉じ込められた?誰もいない?
一体どういうこと......?

愁「俺ら1階まで行ったんだけど、旅館の人1人もいなくて」
大輝「外にいるのかなと思ったんだけど、玄関の戸が開かなかった」
宏太「鍵がかかってたってこと?」
愁「わかんない。でも窓も開かなくなってた」
大輝「それから各階上がって覗いてみたけど、他のお客さんも、スタッフさんもマネージャーも誰もいなかった」
慧「え、そんなことある?」

他のお客さんがいないのはともかく、スタッフさんとマネージャーがいないのはおかしい。カメラさんもメイクさんもみんな、今日はこの旅館に泊まっているはずなのに。
それに、旅館の人がいないなんて不自然にもほどがある。
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