呪われた旅館

翔太「ちゃんと全部見てきたの?」
愁「見た。でも全部もぬけの殻って感じで」
零「何かハプニングとかあったんじゃない?それか避難訓練みたいなのとか」
照「だったら俺らにも連絡が来るだろ」
亮平「幽霊の話、関係してんのかな......」

まだ決まったわけじゃないよ。
そう言おうとした時だった。

突然、目の前が真っ暗になった。

大輝「何?停電!?」
慧「ブレーカーが落ちたんじゃない?」
翔太「みんな、危ないから動かないで」
愁「ブレーカーってこれ?」

スマホの明かりを頼りに、入り口のところにいた愁がブレーカーに手を伸ばす。

ブレーカーが落ちるくらいだから、やっぱり何かあったのかもしれない。例えば、電気設備の点検があって、たまたま私たちだけがそれを知らされていなかった、とか。
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