呪われた旅館
私たちは基本的にずっとこの部屋に集まっていたから、他の部屋に誰か来ていたとしても気づけなかった。
うん、きっとそうだ。
なんて都合のいいことを考えていられたのは、再び部屋が明るくなるまでだった。
愁がブレーカーを上げてくれたおかげで、部屋の電気が元に戻る。
愁「お、戻った」
零「びっくりした......」
亮平「誰だよ、こんなことしたやつ」
電気がついてホッとしたのも束の間。
照「あれ?岩本がいない」
照くんのその言葉に空気が凍り付いた。
部屋の中に、宏太の姿がない。
停電になる前まではちゃんといたのに。