この男、危険人物につき取扱注意!

千夏が一人で喋っていると、突然襖が開いて坂下が姿を現した。

(っ⁉︎ びっくりした)

「いい加減、大人しく寝てくれませんか?
煩くてわたしまで寝れませんので!」

(やっぱり聞いてたんだ?)

「…すいません。…なんだか寝付けなくて…
畳に布団って久しぶりなもんで…」

坂下は溜息を吐くと「我慢しろ!」と言って襖を閉めた。
だが、襖を閉める際坂下は、よく冷えた麦茶の入ったポットと保冷枕とタオルをのせたお盆を置いていってくれたのだ。

「あー冷たくて美味しい…夏はやっぱり麦茶ですよね?ありがとうございます」

坂下の持って来てくれた保冷枕にタオルを巻き、頭の下に置いて千夏は再び横になった。

(ん〜気持ち良い。
保冷枕って、熱を出した時に使う物だって思ってたけど、こう言う使い方もあるんだ?)

「ふぁ〜少し眠くなって来たかも…」





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