この男、危険人物につき取扱注意!
千夏は、木ノ下から受け取ったコーヒーを一口飲むと、あまりの甘さに「甘っ!」と顔を歪める。
「あ、間違えた。お前のはこっちだ」と木ノ下は言うと、自分の持っていたコーヒーと千夏のを交換した。
(あ、それ、私口つけましたけど?
あー…気にしないん人なんだ…
別に私は良いですけどね…)
「…そんな甘いの良く飲めますよね?」
木ノ下は、あまりコーヒーは好まないらしく、滅多に飲まないのだが、たまに飲む時は、“ 子供か!?” と千夏が突っ込みたくなるくらい砂糖を入れるのだ。
「そんなに砂糖入れるくらいなら、コーヒーなんて飲まなきゃ良いのに?
そんな甘いコーヒー飲むの子供くらいですよ!」
千夏の為に態々持って来てくれたのに、そんな事などお構い無しと千夏は木ノ下へ悪態をつくのだった。
そんな千夏へ木ノ下も…
「俺に言わせれば砂糖を入れないコーヒーなんて、よく飲めるなと言いたいね!」と返すのだった。
「・・・・・」
(まぁ互いの味覚の違いに、いくら言っても仕方無いか…)
そう思う千夏は、それ以上何も反論する事もなく頂いたコーヒーを啜る。