極上弁護士の耽溺プロポーズ
きっぱりと言い切った柊一くんに、わたしは目を丸くした。

「そうなの?」

「そうだよ。光希は俺と椎葉、どっちを信じるんだ?」

「柊一くん」

迷いなく答えた。

「だって柊一くんは絶対嘘つかないもん」

けれど微笑みかけると、柊一くんはなぜかすっと目を逸らしてしまった。

「……」

「柊一くん?」

訝って覗き込むと、突然ぐっと引き寄せられる。

「な、何っ?」

大きな手で頬を両側から包まれた。

そのまま、顔を傾けながら近づけられる。

「んぅっ……」

唇が重なった。

ちゅっ、と濡れた音を立てて唇を啄ばまれる。

わたしはとっさにその胸を押し返した。

「やっ……だめ……柊一くんっ……」

不意打ちにキスされて戸惑った。

それにもう始業まであまり時間がない。

いつ誰が帰ってきてもおかしくはなかった。

けれど柊一くんはやめてくれない。
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