しあわせ食堂の異世界ご飯6
 寒い場所でしか収穫できないピンク色の『ハレル茸』。毒を浄化する成分がある。

 これらはすべてこの異世界特有のもので、アリアは勝手にファンタジー食材と呼んでいる。
「すごい、全部なかなか手に入らない食材だよ!」
「食材なのか? これは……」
 カミルがほとんど知らないものばかりだが、冬のリーフは風邪を引いて熱が出たときエマに無理やり食べさせられた記憶がある。
「薬膳の料理ができそう」
「体によさそうだな……。食べるのか?」
「ん~、冬のリーフとハレル茸は取っておいてもいいかも。ほかの食材は、栄養満点だし、夜にぐっすり眠れて疲れも取れるからいいと思うよ!」
 さてどんなものを作ろうかなと、アリアは頭の中で考える。そんなに数が多いわけではないから、炒め物などにしてしまうのはもったいない。
 サラダにするのもいいけれど、単品で食べるとアメノ草は苦いから慣れない人にはつらいだろうとアリアは考える。
「なにかと合わせるのがいいと思うんだよね。パンかご飯?」
 そう考え、パンならピザにするのもいいかもしれないと思う。
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