しあわせ食堂の異世界ご飯6
 チーズをたっぷりかければ苦みも気にならなくなるし、ベーコンなどほかのトッピングもしやすくなる。
(逆に、ご飯だとなにがいいだろう)
 おにぎりはここ最近でたくさん作ってしまったし、かといってふりかけにするのも違う。ガパオライス風にする?とも思ったけれど、どうにもイメージと合わない。
「あ、そうだ! 手毬寿司にしよう」
「手毬寿司?」
「うん。ひと口サイズのご飯に野菜とかお肉とか魚とか載せるの」
 本当はお刺身を載せたいところだが、鮮度が心配なので肉や卵で代用するのがいいだろう。
「よーし、まずはご飯!は、たくさんあるか。じゃあ、酢飯を作るから手伝って」
「お、おう!」
 作るものを決めてからのアリアは速い。
 カミルにてきぱき指示を出し、どんどん調理を進めていく。

 手毬寿司の土台になるお寿司は、ご飯にお酢を入れて扇ぎながらよく混ぜる。
 そして次に、手毬寿司に使う具を作る。
 これは肉類と卵と野菜をメインに使う。
 アリアはひと口サイズに丸めたご飯に冬の結晶を載せて、その上にハムをかぶせる。最後に妖精のリボンを使ってご飯と具材を結べば可愛い手毬寿司の完成だ。

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