しあわせ食堂の異世界ご飯6
それは大きな音を立てて、執務室の扉が開いた。
部屋の前を守る騎士が止めようとしたのだが、残念ながらシャルルに抑えられてしまっている。
息を切らしながらやってきたのは、アリアだ。
「はっ、はぁ……っ。事情はほとんど聞いていないけれど、リズちゃんが泣いて助けてほしいって言ってるのを、私は見過ごすことはできないもの」
床に倒れ込んでいるライナスを見て、アリアは一刻を争うものだと判断する。
(……あえて、医者には診せていないっていうことよね?)
それはリベルトが考え抜いた末に出した結論だろうということは、アリアだって理解できる。
けれど、それを受け入れることはできない。
「ライナスさん、意識はありますか? しゃべれますか?」
「お父さま……っ」
「……リズ? それに、アリア様」
ぐったり倒れてはいたが、どうやら意識はまだあり会話もできるようだ。
(よかった。さすがに意識がなかったらどうしようもないもの)
アリアがハレル茸のスープをライナスの口元に持っていき、飲むように促してみるが……一向に口を開こうとはしない。
このままでは手遅れになってしまうと、嫌な汗が背中を伝う。
部屋の前を守る騎士が止めようとしたのだが、残念ながらシャルルに抑えられてしまっている。
息を切らしながらやってきたのは、アリアだ。
「はっ、はぁ……っ。事情はほとんど聞いていないけれど、リズちゃんが泣いて助けてほしいって言ってるのを、私は見過ごすことはできないもの」
床に倒れ込んでいるライナスを見て、アリアは一刻を争うものだと判断する。
(……あえて、医者には診せていないっていうことよね?)
それはリベルトが考え抜いた末に出した結論だろうということは、アリアだって理解できる。
けれど、それを受け入れることはできない。
「ライナスさん、意識はありますか? しゃべれますか?」
「お父さま……っ」
「……リズ? それに、アリア様」
ぐったり倒れてはいたが、どうやら意識はまだあり会話もできるようだ。
(よかった。さすがに意識がなかったらどうしようもないもの)
アリアがハレル茸のスープをライナスの口元に持っていき、飲むように促してみるが……一向に口を開こうとはしない。
このままでは手遅れになってしまうと、嫌な汗が背中を伝う。