しあわせ食堂の異世界ご飯6
だったら、やっぱりすぐ部屋に戻ったほうが――なんてことを考えていたアリアだが、ある人物が視界に入り思考が停止してしまった。
「嘘……」
まさか、こんなところで偶然出くわすなんて。
どうやら向こうもアリアのことに気づいたようで、驚くように目を見開いたあと、苦笑した。
「まさか、ここでお会いするとは思いませんでした。エストレーラの王女、アリア様。ご挨拶できますことを、光栄に思います」
「……ご存じいただいていたのですね。ロスタン公爵様」
ロスタン公爵が膝を折って挨拶するのを見て、アリアも微笑む。
リベルトを亡き者にし、皇位に就こうとしているライナス・ロスタン。
金髪碧眼、まさに王子という名称が相応しいだろう容姿。すらりとした体型は姿勢もよく、遠目からでも目を引いてしまう。
温和で優しく娘が大好きな父親、それがアリアの知っているライナスの姿。けれど、その本心は別のところにあるようで……。
「娘の、リズとリベルト陛下の婚約発表を兼ねた夜会でね。セレスティーナ様と一緒にいるあなたを見かけてしまったんだ」
それはもう驚いたと、ライナスは口にする。
「嘘……」
まさか、こんなところで偶然出くわすなんて。
どうやら向こうもアリアのことに気づいたようで、驚くように目を見開いたあと、苦笑した。
「まさか、ここでお会いするとは思いませんでした。エストレーラの王女、アリア様。ご挨拶できますことを、光栄に思います」
「……ご存じいただいていたのですね。ロスタン公爵様」
ロスタン公爵が膝を折って挨拶するのを見て、アリアも微笑む。
リベルトを亡き者にし、皇位に就こうとしているライナス・ロスタン。
金髪碧眼、まさに王子という名称が相応しいだろう容姿。すらりとした体型は姿勢もよく、遠目からでも目を引いてしまう。
温和で優しく娘が大好きな父親、それがアリアの知っているライナスの姿。けれど、その本心は別のところにあるようで……。
「娘の、リズとリベルト陛下の婚約発表を兼ねた夜会でね。セレスティーナ様と一緒にいるあなたを見かけてしまったんだ」
それはもう驚いたと、ライナスは口にする。