二度目のキスは蜂蜜のように甘く蕩けて番外編『京都の夜』
心も身体もどんどん高ぶっていく自分に抗えない。
靭也がそっと寝具の上に夏瑛を横たえる。
「夏瑛……」
靭也は夏瑛が身につけていたものを性急に取り去ると、自分の浴衣も剥ぐように脱ぎ捨て、素肌で重なり合った。
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いつ果てるともわからない長い愛撫の後で
ゆっくりと靭也が奥まで入ってきた。
「ああ……ゆきにい……ちゃん」
閉じていた目をゆっくり開いて、夏瑛は靭也を見つめた。
眉根を寄せて快楽がはじけそうになるのをぎりぎり耐えている靭也の顔が、とてつもなく艶めかしくて、愛おしい。
わたしとこの人に引き合わせてくれてありがとう。
夏瑛は誰にともなく心のなかで感謝の言葉を繰りかえしていた。
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朝。
わずかなカーテンの隙間から朝日が射しこんで、部屋をほんのりと照らしている。
ふたりともまだ深い眠りの中にいる。
これ以上ない幸せな眠りを貪っている。
床の間の、紅色の山茶花の固い蕾が、人しれずほろりとほどけた。


