ラヴシークレットルーム Ⅱ お医者さんの彼との未来


出逢えていなかったなんて
そんなこと考える必要なんかない


『お前が俺の前に現れたのは偶然だった・・・でもそれを運命に変えたのは、どんな時も頑張り抜いたお前の力なんだ。』

「・・・・・・」


俺達の出逢いは偶然だった
でも本当は再会
俺達は出逢うべくして
出逢っているのだから

だから不安になんてなるな


『そんなお前を俺は一生・・・大切にしたい。』


いつか ”こんな人でよかった”
そう言わせてやるように努力するから


そう思いながら俺は彼女の柔らかい頬に手を当て、唇にそっと触れ、苦手な甘い言葉を彼女の耳元でそう囁く。

一度小さく頷き、嬉しそうに微笑んでくれた伶菜を目の当たりにした俺の中で再び沸き立つ本能。


桜色の唇に触れたい
透き通るような素肌に触れたい

妹ではなく、ひとりの愛しい女性としての伶菜の心に触れながら、
強く抱きしめて
ひとつになりたい


『伶菜・・・・』


そこまで沸き立った本能
目を閉じた伶菜を目の前にして俺は
それをもう止められない


今度は本能に逆らうことなく、片手でネクタイを緩めながら伶菜の唇に自分の唇を重ねる。

その柔らかさ、温かさに溺れそうになる中、
ネクタイを外し、Yシャツのボタンをも外しながら
どんどんキスを深くする


伶菜がその先が欲しくなるようなキス
それを、Yシャツを脱ぎながら
ただひたすら落とす


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